病名と症状はイコールではありません
「○○なんですけど、治りますか?」
さくら整骨院の竹井です。
お問い合わせで非常に多い言葉です。
「頸椎ヘルニアなんですけど、治りますか?」
「脊柱管狭窄は治せますか?」
めっちゃくちゃストレートな返答をするならば、僕の答えは「治せません」になります。ただし、続く言葉は
「でも、痛みや不調なら根本的に改善させますよ。」
今回はこの意味を説明していきます。
「治る」ってどういうこと?
例を挙げると、以前僕が施術していたクライアントさんです。お預かりしたMRI写真には、非常に高度な背骨の変形が写っていました。外見からも分かるレベルの変形性脊椎症。痛みも強く、ブロック注射を4回打っても変化なく、毎日の生活に苦労されていました。
多少の期間はかかりましたが、結果としてこの方の痛みは「ゼロ」にすることができました。全く痛くない状態です。趣味の水泳も復活され、今では数カ月に一度、メンテナンスを兼ねてご来院される程度です。
実際に撮らないと確証は持てませんが、いまこの方のMRIを撮影しても、背骨の変形は1ミリも変わっていないと思います(外見からも明らかです)。
つまり「物理的には治っていない」けど「症状的には治った」ということです。
病名にとらわれ過ぎた結果…。
当たり前ですが、施術で変形は治せません。また、ヘルニアも(発生後15年前後でマクロファージ細胞に浸食されて消える、と言われますが)施術で引っ込ませることもできません。
にも関わらず、痛みや不調を施術によって改善できる。ここを深く考えたことがある人は少ないのですが、重要な意味を持っています。つまり、
「あなたの症状は、変形やヘルニアで痛みが発生している訳ではない」
ということです(もちろん例外もありますが、そのような方はそもそも病院の治療で治っています)。
大事なのは病気そのものではなく、「なぜ、そのような状態に陥ったのか」を探っていくこと。そこに、ヘルニアや変形以前の根本的な問題が隠されているからです。
名称は問題ではない
正直、「後弯ネック」という呼称も初めて聞きました。正式な病名ではなく俗称でしょうが、首の生理的前弯(前に軽く反る)が弱まったのが「ストレートネック」なら、さらに逆転したのが「後弯ネック」といったところでしょうか?
答えは同じです。「後弯ネック」という名称では取り扱ったことが無いけど、お身体のエラーが起きて結果として症状に繋がっているなら、同じことです。重要なのは名称ではなく、そこに何が起きているかを見極めること。
だから、僕は胸を張ってこう伝えています。
「その病名は治せません。でも今の症状なら治せますよ」
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