手のしびれというだけでも不安を感じる方は多いですが、それが左右両方に起きているとなると、
「脳の病気ではないか」
「神経が悪くなっているのではないか」
と心配される方も少なくありません。
今回は、長年続いていた両親指のしびれと首の痛みが改善したケースをご紹介します。
50代男性営業職。
全国を飛び回る仕事をしており、飛行機や新幹線での移動が非常に多い生活を送っていました。
学生時代はサッカーに打ち込み、その頃から肩こりや腰痛を自覚。
20代では水泳中に腰を痛め、整形外科で腰椎分離症と診断されました。
それ以降も強い腰痛はないものの、慢性的な腰のだるさを感じていました。
10年ほど前から、両手の親指に冷たい感覚が出現。
左右どちらかだけの日もあれば、両方同時の日もありました。
徐々に首の奥の鈍い痛みも感じるようになり、整形外科を受診。
レントゲン検査では
「首が原因かもしれない」
「神経が骨に触れているのかも」
と言われましたが、はっきりした説明はなく、薬も効果を感じませんでした。
さらに半年前から冷感はしびれへ変化。
改善したい気持ちはあったものの、首を強く触れられる施術への抵抗があり、なかなか行動に移せませんでした。
そんな時、知人から首専門整体の話を聞き、当院へ来院されました。
初回のヒアリングでお聞きしたお悩みポイント
☑ 両親指のしびれ
☑ 指先の冷感
☑ 首の奥の痛み
☑ 長年続く腰のだるさ
☑ 出張や移動時の不安
☑ 将来的な悪化への不安
☑ 首の可動域低下
☑ 姿勢バランスの崩れ
☑ 胸郭周囲の機能低下が疑われる状態
☑ 長時間座位による負荷の蓄積
☑ 神経学的検査では明確な再現性なし
☑ 慢性的な身体ストレスの蓄積
検査では、しびれを明確に再現する所見は見つかりませんでした。
そのため、
・両側に症状が出ていること
・冷感から始まっていること
・首の痛みが後から出てきたこと
などを総合的に考慮し、
首だけでなく胸郭や全身の機能低下、さらには神経系の過敏性も関与している可能性が高いと考えました。
関節や頭蓋の固有受容器を中心にアプローチ。
身体へ「安全に動いて良い」という情報を入力することを優先しました。
「首の前側が軽くなった」
との感想。
しびれはまだ残っていましたが、変化の兆しが見え始めました。
この回から支持筋へのアプローチとセルフケア指導を開始しました。
首の痛みはほぼ消失。
両親指のしびれも軽減。
さらに腰のだるさも改善傾向が見られました。
しびれには波がありましたが、全体としては徐々に改善。
途中で寝違えなどもありましたが、大きな悪化はありませんでした。
両親指のしびれは施術前の約10分の1程度まで減少し、日常生活ではほとんど支障のない状態となりました。
良好な状態を維持したまま卒業。
仕事や出張にも不安なく取り組める状態となりました。
前は数ヶ月で良くなったしびれが全く取れず、両腕ともしびれてしまって、とても不安に感じていました。竹井先生の説明が分かりやすくて、安心出来ました。
触っているくらいの「これで終わり?」みたいな施術なんですけど、だんだんと良くなっていって不思議に思うと同時に「任せて良かった!」と本当に感謝しています。
首と姿勢の専門家・竹井大介
今回の症例で重要だったのは、
「両親指のしびれ」
という症状そのものだけに目を向けなかったことです。
しびれがあると、
「どの神経だろう」
「どこで圧迫されているのだろう」
という視点になりがちです。
もちろんそれも大切ですが、それ以上に重要なのは、
「なぜその状態に至ったのか」
という過程です。
この方の場合、
・長年の移動生活
・慢性的な姿勢負荷
・身体全体のバランス低下
などが積み重なった結果として、しびれや首の痛みが現れていた可能性が高いと考えています。
症状だけを見るのではなく、その背景まで含めて考える。
その積み重ねが、今回の改善につながったのだと思います。
両手のしびれやストレートネック、首の痛みでお悩みの方は、症状そのものだけでなく、その症状が生まれた経緯にも目を向けてみてください。
手のしびれに対する当院の考え方、施術を知りたい人は、手のしびれページをご参照ください。
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