今回のストレートネックの事例は、決して珍しい症例ではありません。
しかし実際には、
「これ、私と同じかもしれない」
と感じる方が非常に多いタイプの症例でもあります。
特別な病名が付くわけではない。
でも本人にとっては仕事も睡眠も辛くなるほどの問題。
今回はそんなケースをご紹介します。
30代女性会社員。
仕事では一日中パソコンを使用しています。
以前から美容院で
「肩がすごく硬いですね」
と言われることはありましたが、自覚症状はほとんどありませんでした。
大人になってからねこぜを自覚するようになり、美容目的で鍼施術を受けた経験はありましたが、首の痛みで治療を受けたことはありませんでした。
3週間前の明け方。
突然、後頭部から首の付け根にかけて強い痛みが出現。
首を動かすことも難しく、痛みで目が覚めてしまいました。
再び眠ろうとしても眠れず、そのまま朝を迎える状態。
その後も、
・夜中や明け方に痛みで目が覚める
・日中は多少軽減する
・仕事中の動作で痛む
・夕方になると少し楽になる
という状態を繰り返していました。
睡眠そのものが怖くなってきたそうです。
整形外科を受診すると、
「ストレートネックですね」
と説明され、痛み止めと塗り薬を処方されました。
薬で多少楽にはなるものの根本的な改善は感じられません。
どうしたら良いか分からず調べる中で、当院へ来院されました。
初回のヒアリングでお聞きしたお悩みポイント
☑ 朝方の強い首の痛み
☑ 夜中に痛みで目が覚める
☑ 睡眠への不安
☑ 首を動かすと痛い
☑ 仕事への支障
☑ 再発への不安
☑ ストレートネック傾向
☑ ねこぜ姿勢
☑ 首周囲の過緊張
☑ 動作時痛が強い
☑ 同一姿勢の保持で痛みが増強
☑ 慢性的な負荷の蓄積が疑われる状態
ヒアリングを進めると、
「何をしても痛い」
というよりも、
「動かした時」
「同じ姿勢を続けた時」
に症状が強くなることが分かりました。
そのため急性の炎症だけではなく、以前から積み重なっていた姿勢や身体機能の問題が背景にあると考えました。
来院は夜の時間帯。
ご本人にとっても最も症状が軽い時間帯だったため、大きな変化は実感しませんでした。
症状には波がありましたが、
「ここ数日は少し良い」
という状態になっていました。
毎朝必ず痛かった以前と比較すると改善傾向でしたが、まだ安定感は不足していました。
この回から支持筋へのアプローチとセルフケア指導を開始しました。
2回目以降、
「朝方の痛みが一気に軽くなった」
との報告。
睡眠への不安もかなり減っていました。
朝方の痛みは消失。
日中も首の痛みを感じなくなり、通常通りの生活が送れる状態になりました。
途中で体調不良による期間の空きなどもありましたが、再発予防のためのセルフケア習得まで継続。
症状が改善した後も長期間、通院を続けられました。
結果として再発リスクを大きく下げることができたと考えています。
ストレートネック専門家・竹井大介
ストレートネック専門家・竹井大介
今回のケースは比較的早い段階で改善した症例です。
正直に言うと、全員がここまでスムーズに改善するわけではありません。
ただ、
「ストレートネックと言われた」
「痛み止めでは根本的に変わらない」
という方の中には、このような経過を辿る方も実際にいらっしゃいます。
今回の症例で重要だったのは、
・症状が出てすぐに行動したこと
・慢性化する前に方向転換できたこと
・改善後もセルフケア習得まで継続したこと
です。
特に最後の部分は非常に重要です。
症状が消えると、
「もう治ったから大丈夫」
と思いがちですが、そこで終わると再発するケースも少なくありません。
ストレートネックそのものを治すというより、
ストレートネックになりやすい身体の状態を改善していく。
その視点が長期的な安定には欠かせないと考えています。
ストレートネックや朝方の首の痛みでお悩みの方は、痛みだけを見るのではなく、身体全体の状態にも目を向けてください。
当院のストレートネックに対する考え方、施術を知りたい方は、ストレートネックのページをご覧ください。
ストレートネックについて、
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